Line image Line image

ニュース・トピックス・最新情報(NEWS & TOPICS) 一覧

NEWS & TOPICS

萩往還の佐々並市 国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)へ

萩市・佐々並市地区は国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)に選定されることになりました。
佐々並市の集落は、かって萩城下町と三田尻(防府市)を結ぶ「萩往還」(国指定史跡)の中間点にあり、参勤交代などで藩主が休憩する宿駅として栄えた歴史があります。
選定されると萩市の重伝建は4件目となり、京都市と並び全国で最多となります。
佐々並市地区は東西約800メートル、南北約1,420メートルで、広さは約20.8ヘクタール。
毛利輝元が萩に入った1604年からの数年間で三田尻との間に整備された主要街道「萩往還」の宿場町で、江戸時代には、かやぶきの主屋が立ち並び、藩主が休泊する御茶屋や、上級藩士らが宿泊する御客屋、人馬を継ぎ立てる目代所もありました。 
現代、江戸時代の宿駅施設等が失われているものの、御茶屋を起点として成立した町割りが残り、宿場町としての歴史的風致を伝え、価値が高いと評されています。
住民組織である「萩往還佐々並どうしんてやろう会」(一緒にやりましょうと言う方言)のメンバーを中心に、訪れる方へ喜んで頂こうと、町並み整備や活性化に向けたイベントが計画されています。

平成23年4月21日
萩往還佐々並どうしんてやろう会
林 壯助


画像
(国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された佐々並市の街並)

2011年04月25日 掲載