Line image Line image

ニュース・トピックス・最新情報(NEWS & TOPICS) 一覧

NEWS & TOPICS

脚光を浴びる萩往還『見る』『聞く』『歩く』

萩、山口、防府をつなぐ道「萩往還」
各市町、関連団体、山口県が一帯となり、観光資源として脚光を浴びはじめています。

53キロを結ぶ道中には、国指定である記念物-史跡があります。
それらの文化財を保護しつつも、観光などの積極的な活用に連動させるという観点から、
このたび、山口県文化財愛護協会主催の講演会が開催されました。

題目は、
リレー講演 脚光を浴びる萩往還『見る』『聞く』『歩く』
4名の方によるリレー講演会です。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++
①山口県文書館 専門研究員 山田 稔 さま
・・・「絵図に見る萩往還」

江戸時代の街道絵図「行程記」を中心に萩往還の描かれ方をお話されました。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++
②萩市文化財保護課 主任専門職 大槻 洋二 さま
・・・「景観から読む萩往還佐々並市の町並み」

今年6月に選定された萩市佐々並市伝統的建造物群保存地区の景観を
写真データつきで説明されました。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++
③(財)山口観光コンベンション協会 常務 鈴木 克彦 さま
・・・「萩往還と観光」

萩往還を、市をまたぐ県を含め、関連団体と相まって観光資源として取り組みを始めた経緯や、
現在養成を行っている「やまぐち萩往還語り部の会」の養成風景の説明が行われました。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++
④防府市観光ボランティアガイドの会会長 山田 まゆみ さま
・・・「防府市萩往還関連遺跡」

防府市内で、萩往還道に存在する史跡についての説明がなされました。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++

それぞれの視点から、萩往還について語られたこのリレー講演。
江戸時代の古図をひもとき、文化財に指定される経緯、観光資源として活用していくさま、
まさに脚光を浴びている旬な、そんな萩往還。

ここで一冊の本のご紹介です。
萩往還のカラー写真満載の一冊の本がこのほど発売されました。
今回講演されました山口県文書館の山田さんも執筆をされています。
萩往還を知る道しるべになる一冊となるはずです。


画像
(長州維新の道(下巻))

2011年08月23日 掲載